2019年9月10日火曜日

MY WAR






























割と下の方で「要はゴールを思い浮かべなければ良い」と人生の真理にも通ずるようなそんな一言を呟いた訳ですが…。

『人生そんなに甘くはない』そんな人生の真理にも通ずる現実に直面するとはその時は思っていなかった訳です。
あの日の天気予報は一週間ほど前から変化を続け、で実際どうだったかと言うと5合目から見上げた時点で雲もなく登り始めたPM8:00。

良かったね~問題ないね~と今回一緒に登ったKつくんと山頂到着時間を調整するため8合目過ぎの岩陰で仮眠。
包まったエマージェンシーシートがポツポツと鳴りだしたのはその時でした。

その後雨には降られたものの登れない訳ではなく9.5合目に辿りつく富士宮ルート。
先ほどから下山者数人とすれ違ったのが気にかかって居たのだが大して心配していなかった僕らを待ち受けていたのはまっすぐ歩けない強風。

登りも下りも出来ず山小屋の陰にうずくまっていると芯から冷えがやってきて米つきバッタみたいに震えだす我が身。
手練れとおぼしき登山者が何やら目の前で話し合いをしていて「ラストチャンスだね」とかなんとか言い残すと山頂へ向けて行ってしまった。

それから少し経ったのだけど戻ってこない。
「ラストチャンスだね」と僕らは言わなかったのだけど兎も角寒さに負けて山頂を目指すことにした。
風は...父の幻影を追うパズーのあれほどでもなかったので僕は僕の父の幻影を見る事も無くそして何より僕の父はご存命。

今年はダメかなと思った登頂もなんとかやり切っていつもの御殿場コースの山小屋にティシャツ届けて帰って来た翌日PM1:00。
無茶苦茶しんどかったけどもう二度と暗夜行路したくないかと言えばそんなこともない。
人生には色々とある。
自分に勝てるのはいつも足元を着実に見ているヤツだ。

1 件のコメント:

SPUT Performance さんのコメント...

毎度コメント気が付かずごめん。
時間が経ちすぎてポイフル???あーそう言えば喰ってたグミ。
未だにあの9.5合目を鮮明に覚えている。