僕の住む藤枝市には駅前に素敵なお家がありまして中を覗かせていただく事になったのはお嫁さんと近所を散歩していた時の事でした。
ガラス窓に視界を遮るように貼られたポスターの間から「ここは何だろうね~」と言っていると後ろから柴犬を連れた丸メガネのおじさんが「良かったら見てみますか?」と声をかけてくれました。
4年ばかり前の事です。
萩原夫妻は普段は神奈川県に住んでいてたまに奥さんの実家である藤枝の駅前に帰っていらっしゃいます。
この駅前の家は昔、区画整理の時にも取り壊さず引き屋さんにお願いして建物の形状をそのままに移動させたみたいです。
そして今また上のチラシにある通り駅前の開発のため立ち退きを要求されています。
何度かお邪魔する間にその話を聞きました。
僕は当事者ではないですが何とも理不尽な内容で改めて民主主義のお墓の上で生活しているのを感じました。
駅前の各ブロックでテナント募集のパネルを見ないことは有りません。
ビルは要らないのです!
あれだけ文化的な建物を取り壊して駅前の何を活性化させようと言うのでしょうか?
今回の展示は刺し子の作家さんである萩原久子さんが去年スウェーデンで行った展示を公開するようです。
とにかくより多くの皆さんにはあの素敵な空間を見ていただければと願っております。
行政がやって良い事とやってはいけない事が分かると思います。
SASHIKO 萩原久子展 ~スウェーデンふたたびの会~
2014年6月6日(金)~12日(木)10:00~18:00
会場 侘助 静岡県藤枝市青木1-10-14 TEL 054-641-0609
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